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Column

ミニワーク付き 人の話を聴くことのむずかしさ

2026/5/2

採用面接の際に相手の何を聞けたのですか?

とメンバーに叱咤激励をしたことがあり、その際にこのお題をお出ししました。少しでも参考になればと思い、ぜひ皆様もお時間がある方は以下の問題にお答えください。

突然ですが。。。こんな自己紹介の文章を受け取ったとします。

文章を読んでおかしなところを指摘してください

皆さま、はじめまして。永井康高と申します。

人事・人材開発の領域には約12年携わっており、現在は採用、育成、組織開発、人事制度設計など、幅広く手がけております。
なかでも採用は最も得意とする分野です。入社という人生の重大な決断・覚悟の場に立ち会うからこそ、日々自己研鑽を重ね、知識と経験のアップデートを欠かしません。応募者の母集団形成から書類先行、面接にいたるまで実務は多岐にわたり大変な面もありますが、非常にやりがいのある仕事だと自負しております。

働くうえでの座右の銘は「人事を尽くして天命を待つ」です。私なりに「結果は予測できないからこそ、まずは目の前のことに全力を尽くす」と解釈し、日々心に刻んでいます。
将来の不確実な結果を憂うのではなく、「今、一所懸命になること」を大切にしています。

自己研鑽の一環として、特に重宝しているのが読書です。本から得た知識はすぐに使えないこともありますが、数年後に経験を重ねた際、自分の考えや行動の「答え合わせ」として不思議と結びつく瞬間があり、それが読書の醍醐味だと感じています。

プライベートでの趣味は2つあります。
1つは「写真撮影」です。前職の新聞者時代から「見た感動をそのまま伝えたい」という思いがありました。特に人物撮影においては、信頼関係の有無で表情が全く変わることに気づかされました。そのため、まずは相手と向き合って信頼関係を築き、そのうえでシャッターを切ることを大切にしています。

もう1つは「富士登山」です。両親の影響で幼少期から縁があり、社会人になってからも年に2回、夏(山の日)と冬(年明け)の登山を約20年間継続しています。山頂の浅間大社奥宮へ参拝し、御来光を拝んで写真を撮ることで、一年を清々しい気持ちで過ごすことができます。コロナ禍による中断もありましたが、昨年から無事に再開いたしました。

これからも人と組織の成長に貢献できるよう尽力してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。


さてクイズです。この文章の誤りを探してください。

※すみません文章はフィクションです。

こんな時に便利なのはAI君ですね。

上記の文章をAIにかけてみます。

【この文章の誤りを指摘してください】すると5秒で即答でした。

  • 書類【先行】の誤字 正しくは「書類選考

  • 「新聞者」の誤字 正しくは「新聞」です。

  • 一所懸命と一生懸命の違いを確認する。

と、漢字誤字の指摘がすぐに出ました。さすがですね!今は就活生もこうやって文章つくっているのだな~と関心しています。

しかし、AIでも読み取れないことがあります。私の狙いはそこではありませんでした。そこでAI君にこんな指示を出してみます。

【文章で矛盾している箇所見つけてもらえますか?】

するとしばらく考えて、私のクイズの狙い通りの答えが返ってきます。

冬の富士山(年明け)は徹底した装備と極めて高い技術を持つプロの登山家しか登れない「厳冬期の超高難度ルート」であり、一般の参拝(浅間大社奥宮への参拝など)や写真撮影目的での安全な登山はできません(開山期間は夏のみです)。

そうなんです。

ここでお伝えしたいことは、普段のやり取りは言葉や活字で形成されていますが、そのままスルーされやすく、深く相手をイメージしながら聞いてみると相手が適当に話している可能性もあるとのことです。

きちんとその場面場面を想像しながら話を聴いていれば、雪山の富士山にどうやって登るのだろう・・・と違和感に気づくはずです。実際の面接では応募者も必死なので自分を多少変えてでも、アピールして話さなければならない場面があります。きちんと話を聴いていれば、その際に違和感に気づくことができます。

相手の話を深く聞くイメージを図にしてみます。そこでこんなイラストで表現したいと思います。

相手の話を面と向かって言語を汲み取るのではなく、相手が話している世界観を覗いてみることが大切です。これをやってみようとするだけでその世界に入り込むことができます。

ぜひ対話を深めてもらえると幸いです。

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